乾燥野菜シート『ぱっ葉』が生まれた背景

「 儲かる農業を目指して 」

日本において、平成29年度野菜41品目の収穫量1334万トン、内出荷量は1141万トンあります。その中で、出荷されなかった193万トンは自家消費は考えられるものの多くは 規格外、余剰分廃棄と考えられます。この廃棄ロス分を有効利用をしたいと思う事業者の方々の間では、様々な取り組みが現在行われています。例えば、漬物やカット野菜、ジュースなどがあります。しかし、需要と供給バランスにおいて常温保存ができない欠点がありました。そんな中、我が国の農業事業者は168万人(2019年)平均年齢は67歳であり、この10年間で毎年約10万人のペースで減少しています。このまま推移すれば、私たちの食を支える人材が不足していきます。これは、食の安全保障の問題を引き起こします。

農林水産省の2016年の経営形態別経営統計によると、全国の農家の年間平均521万円となっています。そ農業粗利から土地代や農機具などの農業経費を引いいた農業所得は185万円です。日本の食を支える農業を守るには、生活できる農業にし、且つ儲かる農業を目指していく必要があります。

それでは、儲かる農業にするにはどのような方法があるでしょうか?私たちは解決法としては次のような方法を考えています。

1、生産を増やす。
2、生産コストを下げる。
3、流通コストを下げる。
4、販売価格を上げる。
5、付加価値の高い農産物を生産する。
6、生産ロスを減らす。

畑の海苔「ぱっ葉」

私たちが注目したのは、付加価値の高い農産物の生産と生産ロス減少です。これらの課題を解決を目指し、野菜や果物をミキシングして液状にした後、海苔のように乾燥させて、”ぱっ葉”を開発いたしました。ぱっ葉には、以下の特徴があります。

1、規格外野菜が利用できること
2、常温保存ができること
3、不要な添加物を使わないこと
4、設備投資の負担が少ないこと
5、特別な技術を要しないこと

規格外野菜のを乾燥野菜シートに変えることで社会問題を解決したい

ぱっ葉を通じて、儲かる農業の実現を手助けし、フードロス問題を解決をしていくキッカケを私たちは作っていきたいと考えております。農業関係者の方とともに、ぱっ葉を開発していくことを通じて、給食や介護食などにも活用していただき、地域の中で食材の流通を実現していきたいです。これをカタチにしていくことで、持続可能な社会の実現を、目指していきます。

メディア掲載情報


中国新聞2019年11月7日記事

世界3位の食材にも使用

ぱっ葉開発の技術に興味がある事業者のみなさまへ

私たちは本技術を普及することにより、農家の方の支援ならびに、フードロス問題の解決に向けて、取り組みを広げていきたいと考えております。もし、あなたの地域で”ぱっ葉”を開発したいとご検討していただけるようでしたら、弊社までお問い合わせをいただけると嬉しいです。